世界最古の食べ物は何か

古代エジプト時代に食べられていた食べ物

世界最古の食べ物として知られるのは、古代エジプト時代の発酵したパンです。

古代エジプトでは、小麦粉と水を混ぜて発酵させたパンが主食でした。発酵には、大腸菌や酵母菌などが関与していたと考えられています。

この発酵パンは、太陽の神ラーに捧げたパンとしても食べられていました。焼成後、パンに太陽にまつわるシンボルを刻んだり、金属製の模型をかけたりすることもありました。

世界最古の発掘された残飯として知られるのは、中国の陝西省で発見された黄土高原の遺跡から出土した炊飯器から発見されたご飯です。

この炊飯器に入っていたご飯は、およそ1万年前の新石器時代のものだとされています。この時代には、狩猟や採集が主な食糧調達方法でしたが、この遺跡から出土したものからは、既に稲作が行われていたことが窺えます。

世界最高級のコーヒー豆として知られるのは、インドネシアのスマトラ島産のコピルアクという品種です。

コピルアクは、野生のアジアクマが食べたコーヒー果実を排泄したものから、農家が採集し、加工したものです。

この極上の味わいは、コーヒーの苦味と甘み、果実の香りが絶妙に調和していることで知られています。