「ビタミンCは風邪予防に効果的」という常識は誤り？

ビタミンCが風邪予防に効果的であるという常識は誤りかもしれない

ビタミンCは、免疫力を高めることで風邪予防に効果があるとされてきました。しかし、最近の研究によると、ビタミンCが風邪予防に効果的であるかどうかは未だに明確にはわかっていません。

一例として、コクラン共同計画によるメタ分析によると、ビタミンCは風邪の発症を防止する効果がないことが示されています。また、健康な人たちが風邪をひいた場合、ビタミンCを摂取しても風邪の症状が改善されることはありません。

一方で、ビタミンCは免疫系に関わる細胞の活性化を促進するため、感染症に罹患している場合には、感染症の症状を軽減する可能性があるとされています。

このように、ビタミンCには風邪予防や治療に効果があるかどうかについてはまだ判断が分かれています。