日本の祝日に隠された豆知識

天皇誕生日

12月23日の「天皇誕生日」ですが、実は天皇陛下のお誕生日ではありません。明治天皇の誕生日である2月11日が「建国記念日」として祝日に制定されていたのですが、昭和天皇がお誕生日である12月23日にあたる「天長節」を、皇室典範の改正で「天皇誕生日」として祝日にすることになりました。

敬老の日は、「敬老」を題材にした歌がきっかけで制定されました。昭和40年（1965年）のある日、ラジオから流れてきた「敬老の日」という歌に、北海道の小学校の子供たちが感動し、それがきっかけで全国的に広がっていったのです。

こどもの日に飾る「鯉のぼり」ですが、元は中国で菖蒲の葉を細く縮めて鯉の形にした「鯉幟（りょうちょう）」というものを風船のように飛ばす遊びがありました。その後、日本に伝わってからは、菖蒲の葉ではなく布で作られるようになり、現在の形になったといわれています。

海の日は、1996年に制定された比較的新しい祝日ですが、その日付には特別な意味があります。7月20日は、東京オリンピックの開会式が行われた日であり、当時、オリンピックを主催した日本オリンピック委員会が海洋との関わりを広めるために制定したとされています。