世界最小の哺乳類、ネズミモドキについて

ネズミモドキとは

ネズミモドキは、哺乳類の中でも世界最小の一種です。体長はわずか3〜4cm程度、体重も2g前後と非常に小さく、コロコロとしたかわいらしい風貌をしています。主に南アメリカの熱帯雨林に棲息しています。

特徴的な生態

ネズミモドキは、夜行性であることから、昼間は葉の間に潜んでいます。また、非常に素早く動くことができ、腕や足にある鮮やかな色の爪や、尾にある根元が光ることから、夜間には自分自身がライティングの役割を果たしていると言われています。また、獲物として昆虫やミミズ、小さな鳥やトカゲを食べることから、非常に鋭い歯と爪を持っています。

その他の特筆すべき点

ネズミモドキは、その小型で可愛らしい外見からペットとして人気がありますが、実は野生下では繁殖成功率が非常に低く、生息数の低下が懸念されています。また、非常に繊細で、掌の中に収まるほどなので、人間に取り扱われること自体にストレスとなる場合が多いと言われています。そのため、ペットとしては飼育が禁止されています。