由来
七夕は、中国の民間伝承「牛郎と織女」が起源です。物語によると、牛飼いの牛郎と、雲の上で布を織る織女が出会い、恋に落ちます。しかし、天の帝王が二人を引き離し、牛郎は地上に戻されます。織女は涙を流し、天の川に隔てられた向こうの岸に住む牛郎を慕い続けます。そこで、天の帝王は「一年に一度、七月七日に会えるように」と夜空に架け橋を作りました。それが、七夕の始まりと言われています。
習慣
七夕には、笹の葉に願い事を書いた短冊を飾るという習慣があります。また、短冊には、きれいな字で書かれた「願い事」だけでなく、「川原に返して」といった知らない人に読まれても悪いことのないお題目も多いようです。この風習は、元々は「病める子どもの無病息災を祈る」というものでしたが、現在は仕事や恋愛など、様々な願い事を書くようになっています。
また、七夕の短冊を飾る笹には、七夕に関連する色と形状があります。青い短冊は健康、赤い短冊は縁結び、黄色い短冊は金運、緑の短冊は学業成就、ピンクの短冊は家庭円満を意味します。また、笹を飾るときには、竹ひごを使用することが一般的です。これは、短冊をつるすための穴をあけるためです。
まとめ
七夕は「牛郎と織女」の物語から始まり、笹の葉に願い事を書いた短冊を飾る風習があります。短冊の色や形状には、それぞれ意味があり、竹ひごを使用して笹に短冊をつるします。
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