「サボテン」にまつわる豆知識・雑学

1. サボテンは花も咲かせる

一般的には、サボテンはトゲトゲした外見が特徴的ですが、実は美しい花を咲かせる種類が多いことでも知られています。

例えば、「ミトロカクタス・アウリスキャルス（Mitrocactus auriscalyx）」は、細い茎に黄色い花を咲かせる気品あふれるサボテンです。

サボテンは、体内の水分を保存して生き抜くために、豊富な栄養素を含んでいます。

特に、カロチンやビタミンC、カルシウム、鉄分などが多く含まれているため、健康促進に役立つ食品としても注目されています。

サボテンは、暑い砂漠地帯で生きるため、急激な気温変化にも耐えることができます。

夜と朝の寒暖差が激しくても、サボテンは枯れずに美しく育ちます。

一部のサボテンは、人間が利用できる劇薬を作り出すことがあります。

例えば、麻酔に用いられる「マンダグアリン（Mandaguari）」は、ブラジル原産のサボテンで、トゲのない茎に麻酔効果がある成分を含んでいます。

サボテンには、球形のものだけでなく、クマの手や蛇のような形をした「ワスレナグササボテン」や、「骨」の様な形の「ペリーボーンファーカス（Pelecyphora aselliformis）」など変わった形の種類があります。

これらは、たくましい生命力と美しい風合いから、コレクションとしても人気があります。