豆知識1:蜂の毒の成分
蜂から出る刺激性の高い毒液の主成分は、メラノトキシンという物質です。また、その他にもヒスタミンやアセチルコリン、セロトニンなどが含まれています。
豆知識2:蜂の毒にある抗がん作用
2016年には、韓国の研究チームが蜂の毒液から、抗がん作用を持つ2つのペプチド(タンパク質の一種)を発見しました。これらのペプチドは、がん細胞を攻撃することで、がん治療に有望な効果があるとされています。
豆知識3:蜂の毒の治療法
蜂の毒が体内に入った場合、アナフィラキシーショックを引き起こすことがあります。そのため、蜂の毒を受けた際は、速やかに医療機関で治療を受けることが大切です。
ただし、近年では蜂の毒を利用した不妊治療や、関節痛治療として注目を集めています。蜂の毒を使った不妊治療では、体内の免疫力を高め、ホルモン分泌を促進する効果があるとされています。
豆知識4:蜂の毒を含む食品
日本では、奄美大島で採れる「島蜜」に含まれる蜂の毒が注目を集めています。島蜜は、蜜蜂がアオキの花の蜜を集める過程で、アオキの葉を噛み砕いた液体に触れ、蜂の毒が混じったものを吸い上げることで作られます。
島蜜には、血液サラサラ効果、疲労回復効果、アンチエイジング効果などがあり、健康に良いとされています。
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