日本の代表的なスナック菓子「ポテトチップス」の誕生秘話

はじまり

1926年、アメリカのホテル経営者が、料理の端切れを薄くスライスし、油で揚げた「ポテトチップス」を考案しました。それが人気を博し、アメリカ全土に広がりました。

日本でのポテトチップスの歴史は、1953年に天狗製菓（株）が販売した「天狗ポテト」が最初とされています。この商品は、アメリカ式のポテトチップスではなく、日本人好みの味付けがされていました。

1962年、カルビー（株）が「ポテトチップス」を発売しました。日本で初めてアメリカ式のポテトチップスに挑戦した商品で、マヨネーズやカレー、コンソメなどの味が揃い、大ヒットしました。

現在、日本のポテトチップス市場は、カルビーと明治製菓（プリングルス）がシェアを二分しています。また、味にも様々な種類があり、唐揚げ味や、生姜焼き味など、日本人の好みにも合わせた商品が多く販売されています。

今や、日本のソウルフードの一つとして定着し、手軽に食べられるおやつや、パーティーの定番メニューとして愛されている「ポテトチップス」。その歴史と共に、私たちの生活に根付いたスナック菓子です。