“シカゴ”という街の名前の由来

漢字の誤読から生まれた名前

“シカゴ”という街の名前は、ポタワタミ族という先住民の言葉に由来しています。この言葉は、「赤い場所」を意味する“shikaakwa”です。しかし、最初にこの地域に訪れたフランス人探検家たちは、この言葉を正しく発音できず、「シカゴ」と読んでしまいました。

シカゴは、19世紀中頃に大火が発生したことで有名ですが、それ以前にも何度も火事が起こっていました。そのため、建物の建築方法や道路の幅、公園の配置などに火災対策が取り入れられたことが、現在のシカゴの街並みの特徴の一つとなっています。

また、シカゴはもともと湿地帯の上に建設された街でした。当時は地下の排水管が存在しなかったため、雨水や上水の排水に苦労していました。しかし、19世紀末には水路や洪水調節施設が整備され、シカゴ川や湖の水を調節することで街の機能が向上しました。

シカゴという街は、元々の先住民の言葉を誤読したことで名前が生まれました。また、歴史的な火災や沼地の問題に直面しながらも、その都市計画の進化によって現在の姿を作り上げた街として知られています。