世界一古い印刷物

豆知識1：《金剛經》が世界一古い印刷物

《金剛經》は、仏教の経典の一つであり、中国の東晋時代に、燕京（現在の北京）で印刷されたとされています。詳しい年代は定かではありませんが、360年頃から436年頃までの間に作られたとされています。現在、《金剛經》は大英博物館に所蔵されています。

豆知識2：印刷技術が登場する以前の書物

印刷技術が登場する前は、書物は手書きで作られていました。これには特に限定された人々しか参照できないという欠点がありました。また、手書きで作られた書物は、誤字や脱字が多かったり、写本するたびに内容が変化することがあったりと、信頼性が低いという問題もありました。

豆知識3：西洋で最初の印刷物

西洋で最初の印刷物は、ドイツのヨハネス・グーテンベルクによって作られたとされています。これは、15世紀に作られた《グトエタ・ディヴィーナ》という聖書でした。グーテンベルクは、活版印刷機というものを開発し、書物の印刷を大規模化することに成功しました。これによって、書物の価格が下がり、一般の人々も手軽に本を手に入れられるようになりました。