ハワイアンシャツの起源

豆知識１：ハワイアンシャツの起源は日本？

ハワイアンシャツは、ハワイで作られたものだと思われがちですが、実は起源は日本にあると言われています。

19世紀に日本で作られた柄物の着物が、ハワイにもたらされました。その柄物は、植物や動物などの自然や神話、伝承をモチーフにしたもので、現代のハワイアンシャツの柄とよく似ています。

その後、ハワイの伝統的な衣服である「マルチ」に柄が取り入れられ、やがてシャツにも柄が使われるようになったとされています。

ハワイアンシャツのもう一つの名前、「アロハシャツ」の由来には諸説ありますが、一つ挙げると、1950年代にハワイで製造された最初のハワイアンシャツのブランド名が「アロハシャツ」だったため、その名前が広く使われるようになったとされています。

ハワイ州では、ハワイアンシャツの法律が存在します。

その一つが、「政治家は、第一日目の会議での投票の際は、ノータイ、ハワイアンシャツでも出席することができる」というもの。また、さまざまなシーンでハワイアンシャツを着用しても問題がないというルールもあります。

しかし、ビジネスシーンではハワイアンシャツは着用しない方がよいとされています。

ハワイアンシャツは、世界的に有名な観光地であるハワイで作られるものが最も高価ですが、実は一時期、アメリカで大量生産されていました。

第二次世界大戦後、アメリカ人の間でハワイ文化が広がり、ハワイアンシャツも人気が高まりました。そのため、アメリカで大量生産され、アメリカ国内で販売されていたという経緯があります。