世界最高峰の山はエベレストじゃない！

人々が思っているよりも高い山が存在する

世界最高峰の山といえば、ネパールと中国にまたがるエベレストを思い浮かべる人が多いだろう。しかし、実はエベレストよりも高い山が存在するのをご存知だろうか。

それは、アンデス山脈にあるアコンカグア山（Aconcagua）である。この山は、標高6,962メートルでエベレストの標高8,848メートルに比べると大幅に低いが、山頂からの海抜上昇量がエベレストよりも高いため、実質的には世界最高峰となっている。

なぜ、アコンカグアの方が高いとされるかというと、その理由は大気圏によるものである。地球の大気圏の厚さは、地球の赤道付近で最も厚く、そこから離れるほど徐々に薄くなっていく。これは、大気の重さによって生じるものである。エベレストがヒマラヤ山脈に位置しているため、大気が薄くなりやすい影響を受け、それによって海抜上昇量が小さくなる。一方、アコンカグアは、大気圏の薄さに影響を受けにくく、海抜上昇量がエベレストよりも大きくなっている。

まとめ

エベレストは世界最高峰の山として一般的に知られているが、実は大気圏の影響を受けるため、海抜上昇量においてはアコンカグアに劣っている。身近にあるものでも、知らないことがあるものだ。