世界で最も高い山はエベレストではない!

世界一高い山はキリマンジャロ?

最も一般的に用いられる「世界一高い山」という言葉に対し、日本では「最高峰」と表現されることが多い。それでも、多くの人が「エベレストが世界一の高峰である」と思っているはずだ。

しかし、実はエベレストが本当に世界一の高峰なのかは、議論が分かれている。なぜなら、エベレストの最高峰である標高8,848mは、海抜が0mからの高さである。

一方で、海底からの高さで計算した場合、最も高い山は「マウナ・ケア山」であるとも言われる。マウナ・ケア山は夏島(ハワイ州)にある活火山で、海底からの高さは約10,205mにものぼる。

しかし、答えはいまだ定かではない

さらに、日本の教育勅語で「世界一の高山富士山」とされている富士山の高さは、海抜3,776mとされている。しかし、富士山がどのように計測されたかについては残念ながら不明な点が多く、正確な高さは定かではない。

つまり、「世界で最も高い山」を答えることは簡単な問題ではない。海抜から、海底から、どのように計測するかによって、答えは異なるのである。


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