ペットボトルのプラスチックはリサイクルできる？

プラスチックは何種類に分かれているか

プラスチックはラベルに印字されている「PET」、「PE」、「PP」といった文字列によって種類が分かれます。代表的なプラスチック種別としては、PET（ポリエチレンテレフタレート）、PE（ポリエチレン）、PP（ポリプロピレン）、PS（ポリスチレン）、PVC（ポリ塩化ビニール）などがあげられます。

ペットボトルはリサイクルできるのか

ペットボトルのプラスチック素材は、PETと呼ばれています。PETは熱に強く、軽量で透明性に優れ、手軽な加工が可能です。また、PETは再生プラスチックとしてリサイクルすることができます。
ペットボトルにはリサイクルマークがつけられていて、回収後、解体されてカード糸と呼ばれる短い繊維にされます。カード糸は再生プラスチックとして再利用され、カーペットや衣類、バッグなどに利用されています。

リサイクルしたプラスチックがどのくらい再利用されるのか

PETボトルをリサイクルする場合、約25-30％の劣化を受けるため、再生プラスチックとして再利用される割合は、新しいプラスチックよりも低くなっています。リサイクル可能なPET樹脂量のうち、再生プラスチック樹脂が消費される割合は、日本で約20％程度です。ただし、近年では、再生プラスチックの利用が増え、循環型社会に近づいています。

以上のように、PETボトルはリサイクル可能で、再生プラスチックとして再利用されます。しかし、割合はまだ低く、再生プラスチックの利用を増やすことで、より循環型社会の実現に近づけることができます。