意外と遅い!?世界で初めて実用化された自動車のスピード
現代の自動車は平均的に時速100km以上出せるようになっていますが、初めて実用化された自動車はそのスピードには及びませんでした。
ドイツの技術者カール・ベンツが1886年に考案した3輪自動車「ベンツ・パテント・モトーカー」は、ガソリンエンジンによる駆動方式を採用した初めての自動車でした。しかし、その時の最高速度は時速39kmしか出せなかったのです。
なぜこんなに遅いのか?
当時の自動車はエンジンの出力が低く、またタイヤが軟らかかったため、路面からの摩擦抵抗が大きかったためです。
また、ベンツ・パテント・モトーカーはステアリングが前輪にしかなく、急カーブを曲がることができなかったため、当時の道路事情が未整備で細い道路が多かったこともあって、実用的な自動車としては、まだまだ不十分な性能だったといえます。
最近の自動車はどのくらいのスピードが出せるのか?
現代の自動車は、高出力エンジンや軽量化技術、高性能タイヤなどの進化により、時速300km以上出せるようになっています。また、自動運転車などの最新技術も進んでおり、ますます高速化が進むことが予想されています。
ただし、高速走行は交通安全にとって大きな問題があるため、それに対する対策が求められています。
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