干支についての豆知識

干支とは

干支とは、十干（じっかん）と十二支（じゅうにし）から構成される、中国の宇宙論や暦法に基づく干支暦の一部である。十干は「甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸」という十の干を表し、十二支は「子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥」という十二の支を表す。干と支を組み合わせることで、干支暦の年、月、日、時を表すことができる。

干支の由来

干支の由来は諸説あり、一つは十干が天文現象に関係していることから、天文学の基礎を築いた黄帝の時代に生まれたとされる説がある。また、十二支は動物に関係していることから、動物崇拝や動物年代記に由来するとする説もある。

干支の用途

中国では、干支は年中行事や風習、占いなどに関係しており、特に、新年の始まりを示す「正月」には、十二支の動物が順番に出てくる「干支紐」と呼ばれる飾り物が作られる。また、干支は四柱推命や八字命理学でも重要な要素となっている。

日本の干支

日本でも干支が用いられており、年賀状や暦などでよく見かける。日本の干支は中国と同じであり、日本に伝わる十干十二支の呼び名は、中国から漢字文化が伝来した際に受けた音訳である。「ね」、「うし」、「とら」、「う」、「たつ」、「み」、「うま」、「ひつじ」、「さる」、「とり」、「いのしし」という呼び名がある。