ゾウの牙は歯ではない

ゾウの牙は「象牙(ぞうげ)」と呼ばれる

ゾウの牙は歯のように見えますが、実は歯ではありません。ゾウの牙は、「象牙(ぞうげ)」と呼ばれる、歯質の一種です。象牙は、歯の象牙質(ぞうげしつ)が角質と融合したもので、歯の根元から出てくる歯髄が角質化することで生成されます。

象牙の用途としては建築材や楽器、美術品などに利用されてきた

象牙は硬く、丈夫な素材であるため、建築材として利用されたことがあります。また、楽器のマウスピースや、ピアノの鍵盤、フルートの中空部分などにも用いられます。美術品には、中国の「牙篆(げせん)」のように、白象牙に文字や絵を彫る技術があります。近年では、野生動物保護のために、象牙の収集や販売が制限されるようになりました。


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