豆知識
世界最大のさくらの木は、日本国内にあると思われがちですが、実はアメリカ合衆国にあります。ワシントンD.C.のポトマック川に架かる「義勇兵橋(チェリーブロッサム橋)」の周辺には、日本から寄贈されたさくらの木がたくさん植えられていますが、その中でも最も大きなものが「大波止公園」にある「大波止のさくら」です。この木は、「ソメイヨシノ」の一品種である「大峰山桜」という種類の木で、幹回りはおよそ14メートル、高さはおよそ28メートルにも達します。
詳細
「大波止のさくら」は、第二次世界大戦後、日本の文化をアメリカに広く紹介するため、日本政府がアメリカ政府に対して寄贈したものです。1952年に開催された「日米友好祭」で、約380本のさくらの苗木がアメリカに贈られ、その中の一本として、大波止公園に植えられました。現在は、この木を中心に、約3700本のさくらが植えられ、毎年、春には数多くの観光客が訪れ、桜の美しさを楽しんでいます。
さくらといえば、日本を代表する花の一つであり、日本国内でもたくさんの有名スポットで桜の花見を楽しむことができます。しかし、世界最大のさくらの木がアメリカにあることは、あまり知られていないかもしれません。このような豆知識を知ることで、より幅広い視野を持つことができます。
参考サイト
https://www.jfkc.jp/info/project_fund/cherrytree/history.html
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