世界一高い山の名前はエベレストではない

豆知識

世界一高い山と言われると、多くの人はエベレストを思い浮かべます。しかし、実はエベレストが世界一高い山であるかどうかには議論があります。なぜなら、地球上の標高を測定する際には、海抜からの高さを基準にしているため、深海に潜ることができる技術が進歩すると、エベレストよりも大きな山が発見される可能性があるからです。

雑学

実は、「世界一高い山」の定義には紛争がありました。かつてはエベレストが確実に世界一高い山であるとされていましたが、1975年に、中国・ネパール・インドの3か国が「世界の最高峰」として扱う山をめぐって論争が起こりました。最終的に、3か国政府間での合意に達し、エベレストを最高峰とすることが決まりました。

しかし、現在ではGPS技術の進歩により、標高を正確に測定できるようになってきました。2019年には、ネパールと中国の合同チームが、エベレストよりも高い山を発見したと発表しています。これは中国・ネパール国境のカランディ山で、標高は8848メートルのエベレストを上回る標高約8849メートルでした。

つまり、将来的には「エベレストは世界一高い山ではない」という結論に至るかもしれません。


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