世界初のコンピュータウイルス「ブレーン」が作られた経緯

1. ブレーンとは何か

ブレーンとは、1986年に開発された世界初のコンピュータウイルスのことです。

2. 開発した人物

ブレーンを開発したのは、パキスタン人のファルーカ・バーハリフ博士と、彼の兄弟であるアマジャッド・バーハリフ氏です。

3. 作られた経緯

当時、バーハリフ博士は、IBM PCのハードウェアに重点を置いたセールスマンとして働いていました。彼は、顧客にコンピュータからウイルスが発生するかどうかを質問されたことから、ウイルスの研究を始めました。

その後、彼は自身のコンピュータを使って、ファイルをコピーするウイルスを開発しました。このウイルスは、フロッピーディスクのブートセクタに感染して、他のフロッピーにも感染を広げることができました。

バーハリフ博士は、このウイルスを「ブレーン」と名付け、自身のウイルス研究の成果を発表しました。ただし、当時はウイルスがマルウェアとして悪用されることはなく、バグやプログラムの改良オプションとして考えられていました。

4. 影響

ブレーンは、世界初のコンピュータウイルスとして、その後のマルウェアの発展に大きな影響を与えました。現在では、コンピュータセキュリティの重要性が一般化していますが、当時はセキュリティに対して無頓着な状況でした。


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