「飛行機のトイレは外に出ると凍ってしまう」というのは本当か?

豆知識:

飛行機は高度が高く、外気温が-60℃程度と非常に低いため、トイレで出た水が空気中で急速に冷やされて凍る可能性があります。しかし、現代の航空機はトイレの排水管に加熱装置を備えており、水を凍らせる前に排出されます。したがって、飛行機のトイレの水が外気温で凍ってしまうことはありません。

しかし、嘘でもなんでもないのはトイレの水は、瞬時に外側の風景と同様に蒸発する性質があることです。マイナス60℃の極寒の中、外に直接排出されることで蒸発し、蒸気となります。

雑学:

飛行機のトイレの排水管には完全真空を保つ装置が備わっており、匂いを防いでいます。排泄物は一旦タンクに保存され、着陸後に空港で処理されます。また、高度が高くなるほどトイレでの圧力が下がるため、胃腸の中の気体も膨張して排出されることがあります。このため、飛行機に乗るとおならが出やすくなるという話もあります。

さらに、飛行中には機体の膨張や収縮によって窓ガラスが少し曲がることがあります。この現象は「窓ゆがみ」と呼ばれ、設計上予想された範囲内であれば安全です。


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