盲腸とは?
盲腸とは、人間の消化器官に存在する盲管のことです。全長は平均で7〜9cm程度で、大腸の初期部に位置しています。一般的にはあまり役に立たない臓器とされていますが、実は免疫系において重要な役割を果たす臓器であると言われています。
盲腸が持つ免疫機能
盲腸には、消化の役には立たない微生物を取り込んで消化しきれなかった場合に、免疫細胞が集まり、炎症を引き起こしてそれを攻撃する防衛機能があるとされています。そのため、盲腸を摘出することがある場合でも、必要以上に機能を失わせることがないように注意が必要です。
盲腸炎とは?
盲腸には、食べかすや便などが詰まり、細菌感染を引き起こして炎症が起こるケースがあります。これが盲腸炎です。盲腸炎は痛みや発熱、下痢などの症状が現れます。治療には、摘出手術が一般的です。
まとめ
盲腸は、消化器官に存在する微小な盲管で、免疫系の役割を持っています。盲腸炎は、盲腸内に詰まったものが原因で炎症を起こす病気で、摘出手術が必要になる場合があります。
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