世界最古の動物とは?

約5,000年前のコロニーが発見された

世界中には、数多くの種類の生き物が存在しますが、中には極めて古い生き物が存在することが知られています。その中でも、世界最古の動物として知られるのは、スペイン南部にあるシエラ・デ・アルカラツ山脈に生息する「オリーブババアナゴケムシ」という種類の昆虫です。

このオリーブババアナゴケムシは、化石などから推定されるとおり、約2億3000万年前に誕生したとされており、驚くことにその姿は現代でもほとんど変わっていないといわれています。

そして、このオリーブババアナゴケムシが生息しているシエラ・デ・アルカラツ山脈では、2019年になって、長い間不思議な存在として語り継がれてきた約5,000年前のコロニーが発見されました。このコロニーは、一帯を覆うネットワークのような形で、個体同士が連結しあっており、それぞれの個体が役割分担をして共同生活をしていたとされています。これは、現代の社会生物学において、社会性昆虫が進化するきっかけとなった出来事の1つであるとされています。

さらに進化記録が判明した

また、最近では、世界最古の動物に関するもう1つの発見がされました。それは、カナダ・ユーコン準州で見つかった「ディケロスティマ(ディケロステム)」という種類の生き物です。

このディケロスティマは、約5億3000万年前に誕生し、当時の生態系において重要な役割を果たしていたと考えられています。実際に、化石から発見される多数の殻などから、約5億年前に大量発生したとされており、その後、地球上の環境の変化により、これまでの勢いは失われていったとされています。

まとめ

世界最古の動物は、約2億3000万年前に生まれた「オリーブババアナゴケムシ」とされています。さらに、カナダ・ユーコン準州で発見された「ディケロスティマ」という生物も、同じくらいに古い時代に生まれた重要な生き物でした。現代においても、生物の多様性は世界中で広がっていく中で、古い生き物たちの進化の歴史は、未だに解明が進んでいるといえます。


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