かつお節の摩擦音はなぜ魚に近い音がするのか?

そもそもかつお節とは

かつお節とはカツオの身を乾燥させ、薄く削ったもので、日本の調味料の一つです。和食において欠かせない存在となっています。

かつお節の摩擦音の謎

かつお節を削った時に発生する音は、なんと魚の摩擦音に近いと言われています。何故、こういった音が魚に近い音になるのか、その理由が解明されています。

科学的な解説

カツオの筋肉には「ミオシン」というタンパク質が含まれています。このミオシンが削られる際に、酸化された脂質を分解することでトリメチルアミンN-オキシド(TMAO)という物質に変わります。

このTMAOは、魚の体にも含まれている成分であり、またその成分が酸化された時に生じる臭いの原因でもあります。

さらに、かつお節を削る際に、削り出される箇所が波形状のものが多く、波形状により、魚のうろこの形状に近いため、聞こえる音が魚に近い音になると考えられています。

まとめ

かつお節の摩擦音が魚に近い音になる理由は、カツオの身に含まれるTMAOや、削り出される箇所の波形状が、魚の身体と似ているからだということがわかりました。和食に欠かせないかつお節が、科学的にも興味深い性質を持っていたことが分かりました。

参考文献:

– https://www.nikkei.com/article/DGXNASFK0500F_Y2A201C1CZ8000/
– https://www.kagawa-jc.ac.jp/pi/kagawa/english/ab_archive/new_file/a2sijou31.pdf


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