ピッツァ・マルゲリータの誕生
世界中で愛されるイタリア料理、ピザ。その起源について、多くの説がありますが、最も有名なのは「ピッツァ・マルゲリータ」という名前で知られる、マルゲリータ王妃によって生み出されたという説です。
この説によると、1889年、イタリアのナポリにあるパン屋で働くピッツァ職人、ラファエレ・エスポジトは、マルゲリータ王妃と王太子の訪問にあたり、新しいピッツァを作りました。そのピッツァは、イタリアの国旗の色、赤、白、緑になぞらえて、「トマト、モッツァレラチーズ、バジル」の具材を組み合わせたものでした。
このピッツァは、マルゲリータ王妃に大変気に入られ、彼女の名前がつけられたとされています。そして、今でも世界的に有名なピッツァの一つとして親しまれています。
世界で最も古いピザのレシピ
しかし、実はピッツァが生まれたのは、さらに古い時代、紀元前のエジプト時代に遡ります。ピッツァの起源は、エジプトで捕らえた魚を焼いたものが始まりとされています。
そして、古代ローマ時代には、ピッツァに似た食べ物が存在しており、パン生地の上にオリーブオイルやハーブ類、チーズなどをのせて焼いたものが食べられていました。
また、ナポリにおいても、17世紀ごろからすでにピッツァは人気のある食べ物となっていました。当時は、トマトのソースが使用される前は、オイルやにんにく、塩などが使われていたとされています。
まとめ
世界中に愛されるピッツァですが、その起源はエジプト時代にまで遡ることができます。現在、世界で最も有名なピッツァのレシピとされる「ピッツァ・マルゲリータ」は、1889年にイタリアのナポリで生まれました。しかし、それ以前から、イタリアや古代ローマにおいて、似たような食べ物が存在していたことがわかります。
コメントを残す