バスケットボールが誕生するまで
バスケットボールは、1891年にアメリカのフィネアス・ジョン・ソーリンが考案したスポーツです。当初は、手で触れずに足で蹴って相手チームのゴールに向かって進むゲームでした。しかし、冬になると雪のためにプレイしづらくなってしまい、ソーリンは新しいルールを考案しました。
ピーチバスケットの誕生
新しいルールでは、円形のバスケットを使ってゴールを決めることになりました。最初のバスケットは、ある学校の教師が使用していたスクールバッグを、底を切り落として作られたものでした。しかし、このバスケットは非常に重く、持ち運びが困難でした。
そこで、ソーリンは新しいバスケットを作ることにしました。彼は、義理の兄弟であるジェームズ・A・ナウスと共同で、金網を取り付けたペンキ桶を改造し、最初のバスケットボールのゴールを作り上げました。
この時、バスケットボールのボールとして使用されたのが、手に持ちやすくて軽い「ピーチバスケット」と呼ばれるものでした。このボールは、上司の草野球のボールを使っていたことから、野球用の皮のボールにトマトのような模様をつけたものを使用しました。
まとめ
今では裏表のない特殊な素材でできた、専用のバスケットボールが販売されていますが、最初は手軽な「ピーチバスケット」が使われていたのです。そして、現在のようなバスケットも、当初はペンキ桶がベースとなっていたのです。
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