日本語の「せん」と「まん」の由来

せんとは?

日本の通貨の単位である「円」には、「せん」という単位があります。1円は100円ということになっていますが、この「せん」という単位は元々何を意味していたのでしょうか?

それは、古代中国の貨幣である「千文」というものからきています。この「文」というのは、貨幣の単位であって、1000枚の「文」が1枚の「千文」になるということでした。この「千文」が日本に渡り、「千円」という表現を使われるようになりました。しかし、後に「千円」という言い方があまりにも口が悪く、それを略して「せん」と呼ぶようになったわけです。

まんとは?

同様に、「万円」という表現もありますが、これも元々は中国の貨幣である「萬(まん)貫」というものから来ています。この「貫」というのは、「万」と同じ意味で、1貫は1000枚の「文」にあたるので、10000枚の「文」が1枚の「萬貫」ということになります。

この「萬貫」が日本に渡るにあたり、その表現が「まんえん」という形で使われるようになりました。しかし、「まんえん」という言い方が面倒くさくなり、略して「まん」と呼ぶようになったわけです。


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