紙幣の素材について

「紙幣は紙じゃない」という本当の理由

みんなが日常的に使っている紙幣。しかし、紙というよりもプラスチックに近い素材でできていることをご存知でしょうか。

紙幣の素材は、ポリマー（プラスチック）と呼ばれる合成樹脂でできています。ポリマーは紙よりも耐久性があり、偽造防止にも優れているため、多くの国で採用されています。

日本では2000年から、1000円札がポリマー素材で作られており、2019年には5000円札、2024年には100円硬貨もポリマー素材に変更される予定です。

「なぜ水に濡れても破れないのか？」

紙幣のポリマー素材は、耐水性が高いため水に濡れても簡単には破れません。また、紙幣には特殊な加工が施されているため、機械的な破断も難しくなっています。

ただし、紙幣が濡れている状態で長時間放置すると、乾燥する際に紙幣がくっつくことがあるため、注意が必要です。