世界最古の印刷物は何か?

中国の印刷技術

印刷は、中国で始まったといわれています。元素材に文字やイラストを刻印し、その印影を紙に転写する「木版印刷」という技術が、8世紀に発明されました。中国は、その後も様々な印刷技術を発展させていきました。

世界で最も古い印刷物は「菩薩千手経」

「菩薩千手経(ぼさつせんじゅきょう)」は、868年に中国・唐で作成された、菩薩を祀る経典です。この経典には、指先に眼がある1000本の腕を持つ菩薩が描かれており、非常に美しい装飾が施されています。
この「菩薩千手経」は、木版印刷で作られたものとされており、現存する世界最古の印刷物として知られています。

日本の印刷技術

中国から伝わった印刷技術が、奈良時代に日本にも伝来しました。日本でも、江戸時代には版元(はんもと)と呼ばれる印刷業者が登場し、活字印刷も盛んに行われるようになりました。現代でも、日本の印刷技術は世界でも高い水準を誇っています。


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