日本語で「セロテープ」は商標名であり、正式名称は「透明セロファン接着テープ」

豆知識

セロテープという言葉は、日本で発明された透明なテープの商標名です。しかし、正確には「透明セロファン接着テープ」という名称が正式名称となっています。

1923年にアメリカ合衆国で発明された透明なテープは、当初は「スコッチ・テープ」と呼ばれていました。しかし、日本では昭和20年代にセロファンの代替品として透明なテープが発売されると、商標名である「セロテープ」が一般名称化していきました。

現在、日本語の辞書にも「セロテープ」という言葉は掲載されており、一般的には透明なテープのことを指して使われるようになっています。

雑学

「セロテープ」の商標名が一般名称化する現象は、他の商品でもよく見られます。例えば、スリッパの「トング」、ティッシュペーパーの「ティッシュ」、デジカメの「コンパクトカメラ」といった商品名が一般名称化していることが挙げられます。

商標名が一般名称化することにより、商標保護がなくなってしまうため、企業はその商標名を失わないように注意を払う必要があります。