世界最古の犬

知られている限り、人類が飼い始めた最古の犬種は何か？

古代エジプトのミイラに残る痕跡から、紀元前4000年頃には既に犬が人間と共存していたことが分かっています。そして、最も古い犬種は現存する犬種の中でも特に古く、アジア中央部原産と言われているサルタイ・マスティフです。

サルタイ・マスティフは、数千年、古代中央アジアで遊牧民族によって使われてきた犬で、極寒の地でも暑い地方でも、非常に適応力が高く、飼い主には非常に忠実です。

そのルーツは、今日のカザフスタン周辺にあるタリム盆地に遡ります。ここで、彼らは遊牧民の一翼をなし、群れを守り、荷物を運搬し、狩りに使われました。

今日のサルタイ・マスティフは、この古代犬種から子孫を引き継いでいるだけでなく、他の血統の犬も交配されていますが、そのルーツはいまだに健在で、伝統的な競技や、羊飼いと一緒に作業する姿を見ることができます。