世界一高い山、エベレストの呼称は変わったことがあった!?

呼称が変わった理由

世界一高い山として有名なエベレストですが、この名前はイギリスの測量士、サーベイヤー・ジェネラルのジョージ・エベレストにちなんで名付けられました。しかし、実はもともと別の呼称があったのです。

エベレスト以前、世界地図上にはこの山が“Peak B”という名称で掲載されていました。しかし、その後、イギリス国王ジョージ5世によって、この山を記念してエベレストという名前が付けられました。

世界中には、エベレストに対する様々な呼称が存在します。たとえば、ネパールでは「サガルマータ」と呼ばれ、チベットでは「チョモランマ」と呼ばれます。

また、中国など一部の国では「珠穆朗瑪峰（しゅもらんまほう）」と呼ばれています。こちらの名称は、中華人民共和国語でチベットの「チョモランマ」を意味する言葉です。

エベレストが初めて正確に測量されたのは、1856年に近代の測量技術が発達した際、イギリスの測量士アンドリュー・ウィーラーらによって測量された際でした。

その後、20世紀初頭になると多くの登山家たちが挑戦を続け、1953年には初の登頂成功が果たされました。