背景
あなたは普段何気なく、「神様のお守りがあるように」とか「健康を祈って」といった言葉とともに「ごくろうさん」とか「ありがとう」と同じように「お大事に」という表現を使うことがありますか?「お大事に」という表現が最初に使われたのは1700年代のイギリスだと言われています。当時、感染症が猛威を振るっていたため、特に人がくしゃみをすれば、周りの人たちは病気を拡散することを恐れて、神様に祈りを捧げたのだそうです。
豆知識
近代的な医学の発展により、感染症に関する知識が向上し、疫病が急速に減少している今日では、くしゃみや咳をするたびに神様に祈る必要はありません。しかし、「お大事に」という言葉は今でも使われていますし、「祝福する」という意味で「bless you」と言う習慣はほとんどの英語を話す国で続いています。なお、ドイツでは「Gesundheit!(健康を祈ります!)」と言われます。
まとめ
背景は古く、意味はわかっていないかもしれませんが、「bless you」という習慣は現在でも広く受け入れられています。このように、言語や文化などには歴史的な背景があり、時代とともに変化することを忘れずに、様々な言葉や習慣を理解するように意識してみてはいかがでしょうか?
参考:https://www.mnn.com/health/fitness-well-being/stories/why-do-we-say-bless-you-when-someone-sneezes
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