日本の駅には、なぜ鳩時計があるの?

鳩時計が登場したのは明治時代

日本の駅には、古くから鳩時計が設置されています。鳩時計とは、時刻と共に鳩が回る仕組みの時計で、19世紀に欧米で流行した建築物の装飾品です。

日本に鳩時計が登場したのは、明治時代に外国人技師が鉄道建設に携わった頃からです。当時、鉄道には正確な時刻を表示するための時計が必要でしたが、外国人技師たちは国産の時計を使うことに不安を抱いていました。

そこで、欧米の街並みに馴染む鳩時計が日本にも導入されたのです。

鳩時計は遅刻防止にも役立っていた

鳩時計には、時刻と共に鳩が回転するので、遅刻をした人でも一目で現在時刻を確認することができました。また、駅前には多くの人が集まり、鳩時計が乱れない限り誰でも時刻を確認することができたため、社会の均一化にも役立ったと言われています。

鳩時計は今も残っている場所がある

現在、鳩時計の設置されている駅は少なくなっていますが、その中でも有名なのが東京駅の行き交う人々の下にある鳩時計です。この鳩時計は、明治時代に導入された初代駅舎に設置されて以来、現在まで残っています。

まとめ

日本に鉄道が導入される際、外国人技師が日本の時計に不安を感じ、鳩時計が導入されたことが、日本の駅に鳩時計がある理由の一つです。また、遅刻防止や均一化にも役立ち、現在でも残っている駅もあります。


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