蚊帳の外という言葉の由来

蚊帳は古代からあった

蚊帳は日本に限らず、古代から存在しているアイテムです。古代エジプトでは、蚊帳が王族の贅沢品として使われていました。

蚊帳の役割

蚊帳は、昔は虫除けとして使われていました。また、夏場には風通しを良くするために外から蚊帳を吊るして使うこともありました。

蚊帳の外になるという表現

「蚊帳の外」という表現は、江戸時代から使われ始めたとされています。当時、蚊帳は上流階級が使うものであり、下層民にはなかなか手に入らないアイテムでした。そのため、蚊帳がなかった下層民は、蚊に刺されたり熱帯夜で眠れなかったりしていました。

こうした状況から、「蚊帳の内」とは上流階級に属する人たちを指し、「蚊帳の外」とは下層民を指すようになりました。また、転じて、「蚊帳の外」とは社会的地位の低い人たちが取り残される状況のことを指すようにもなりました。


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