起源
日本では、“1, 2, 3”と数えるときに“ミソッカス”という言葉を唱える習慣があります。実は、この習慣の起源には諸説あるものの、はっきりした答えはないとされています。
説1:漢字による語呂合わせ説
一説によると、“ミソッカス”は、漢字で書くと“三十露草”となり、さらにそれをひらがなにすると“みそくさ”となります。この“みそくさ”は、『注文の多い料理店』という小説に登場する台詞にも使われており、この小説が広く知れ渡ったことが、“ミソッカス”という言葉を広めた要因の一つとされています。
説2:口語化された洋楽の歌詞説
別の説として、アメリカの民謡『ターキー・イン・ザ・ストロー』の歌詞に、“one little, two little, three little Indians”(ひとり、ふたり、みんなで踊るインディアン3人)という歌詞があります。この歌の“three”という部分が、口語化されて“ミソッカス”となったという説があります。
説3:地方独自の方言説
また、関西地方では“三振ペチャクチャ”、愛知県では“三笑いピヨピヨ”というものの、“ミソッカス”という方言もあるようです。これらが地方から伝わり、全国的に定着したという説もあります。
まとめ
以上、諸説あるものの、“ミソッカス”という言葉の正確な起源は分かりません。ただ、どの説をとっても、何かしら意味のある言葉や歌詞を使って数える習慣が日本にあることがわかります。
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