コーヒーカップの色が白い理由

豆知識1: 熱伝導率の高さ

一般的に、コーヒーカップは白い色が多いです。その理由は、陶器などで作られたカップの素材が熱伝導率が高いからだと言われています。熱伝導率が高い素材は、温かい飲み物を入れる際には内側が急速に暖まりますが、外側も同時に熱くなってしまいます。しかし、カップが白色である場合は、外側の白色が太陽光や室温の影響で加熱され、内側と比べて温度差が少なくなります。このため、手に持っていても熱くなりにくいとされています。

豆知識2: スターバックスの「カップのお化け」事件

2011年にスターバックスが販売したホリデーシーズン用の赤いカップには、今までのスターバックスのカップデザインにあるような壁画や意匠ではなく、単純な赤色が印刷されていました。このカップのデザインに対して、「クリスマスに相応しいデザインがなくキリスト教信仰を冒涜している」と批判される事態が起きました。

しかし、スターバックス側は「限定カップは、本来、クリスマス時期以外にも使用できる汎用的なデザイン」という趣旨の発表をしていました。さらに、このカップをデザインしたのは実は一人のユダヤ系アメリカ人の芸術家で、彼女が「シンプルで意味深い」デザインを意図したというコメントをしています。