概要
不二家の「チョコレートシガー」は、見た目が本物のタバコの箱に似ているチョコレート。その名の通り、チョコレートを縦に長く細く作って、タバコの箱のような形状にしている。実は、このチョコレートシガーの箱は、実際に使用されていたタバコの箱をモチーフにしているという。
詳細
不二家がチョコレートシガーを発売したのは、1965年のこと。その翌年からは、「ザ・チョコレートシガー」の名で、洒落たパッケージで販売されるようになった。
このパッケージデザインは、当時の広告代理店「博報堂」の若手クリエイティブディレクター、久米正雄氏によるもの。久米氏が、当時の流行りであったタバコの箱を参考にして、デザインしたと言われている。
さらに、このチョコレートシガーは、当時大流行していたファッションブランド「YSL(イブ・サン=ローラン)」のデザインにも影響を与えたといわれている。YSLの最も知られたデザインの一つである「トモフォン(トモダチフォン)」のパッケージも、チョコレートシガーのパッケージに良く似たデザインになっている。
まとめ
不二家のチョコレートシガーは、実際に使われていたタバコの箱をモチーフにしている。その製品デザインは、当時の流行や事件にも影響を受けたものである。今でも多くの人々に愛され続ける、不二家のチョコレートシガーの魅力が伝われば幸いである。
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