世界一小さな哺乳動物はシジミヘビ

豆知識１：シジミヘビの特徴

シジミヘビは、全長がわずか4cm程度と、極めて小さい哺乳動物です。一般的な哺乳動物は、身体が温かく、乳を出せるという特徴がありますが、シジミヘビはそれらの特徴を持たず、生態系の中でもかなり特殊な存在です。

シジミヘビは、主にインドネシアに生息しており、昼行性で、葉っぱの上を歩いているかのような動き方をします。体の大きさから、人間にはまず発見されませんが、最近になって、高性能な顕微鏡が普及したことで、初めて発見されたのです。

シジミヘビは、非常に小型であるため、歯も非常に小さいです。一般的な哺乳動物と違い、歯は100本以上と大量にありますが、その一方で、1本1本の大きさは最大で0.5mm程度しかありません。また、歯にはいわゆる「生えかわり」という概念がなく、折れた歯は再生せず、新しい歯が生えることもありません。

シジミヘビは、生態系の中でも最小の哺乳動物であり、数が非常に少ないため、絶滅危惧種に指定されています。このように小さい生き物であっても、生態系の中で重要な役割を担っていることを考えると、環境保護に力を入れていくことが必要です。