サケは川から海へ向かう際、化学的変化が起こる

サケの鮮やかな色はアスタキサンチンによるもの

サケの色は赤みがかったオレンジ色で、これはサケが食物連鎖の頂点に存在するため、自分の赤血球や筋肉を作り上げるためのアスタキサンチンという色素が豊富に含まれているからです。

川での生活と海での生活で、サケの体内は大きく変化する

サケは川での生活と海での生活で体内が大きく変化します。川での生活中は、アルカリ性の水によって体内が弱塩基化され、海水に適応するためにコイル状の腸が展開するなど、環境に即した生理的変化が起こります。

海に戻る際には、逆に体内が酸性化されることで、酸性の血液が筋肉に維持され、一時的なパワーアップを実現しています。

サケの産卵と死

サケは1度産卵すると生き残ることができず、その後死んでしまいます。産卵は川で行われ、他の魚との競争だけでなく、川で繰り広げられる水の流れにも勝たなければなりません。

また、産卵時にはオスは約1か月ほどの命で、産卵が終わると力尽きて死んでしまいます。一方でメスは約2週間から1か月ほどの命で、産卵後は死なずに川をさかのぼっていましたが、現在はその行動も少なくなってきています。


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