世界最古の料理書

概要

楽しい食体験として注目される料理には、歴史的背景があることをご存知ですか？伝統的に食べられてきた料理は、現在に至るまでさまざまな状況や文化によって変化し続け、それぞれの地域の食文化を形成しています。

詳細

料理文化の歴史は、記録が残されていないことが多く正確に解明されているわけではありません。しかし、世界最古の料理書といわれる『ルリッパク』が、2100年以上も前の中国で編纂されたとされています。

『ルリッパク』は、「呂氏春秋」という中国の古代の著作をもとにして、中国のある地方の料理人である夏侯惇が書いたものとされています。この書物には、鶏、豚、牛、羊、魚介類、フルーツ、野菜などといった、当時の中国で主要な食材を使ったレシピが多数紹介されています。

また、『ルリッパク』の中には、「非常に貴重な爬虫類や昆虫を食べる術」も紹介されており、当時の中国人が食べていた珍しい食材の一部を窺い知ることができます。

まとめ

世界最古の料理書『ルリッパク』が、中国・戦国時代の約2100年前に編纂されました。主要な食材から珍しい食材まで、当時の中国人が食べていた料理が多数紹介されています。