世界最古の酒は、中国の「黄酒」だった!

黄酒とはどんなお酒なの?

黄酒は、炊飯や蒸し料理の際に米麹を加え、数日から数週間かけて発酵させたお酒です。
日本では酒粕、醤油、味噌、みりんなどに使われる麹菌と同じ、アスペルギルス属の黒麹菌が使われます。
黄色い色合いが特徴で、中国で広く親しまれています。

黄酒には栄養効果が豊富?

黄酒には、ビタミンB1、B2、B6、葉酸、ナイアシン、アミノ酸、食物繊維、カリウム、カルシウムなどが含まれ、健康効果が期待されています。
特に女性にとっては、冷え性改善や美肌効果があるとも言われています。
また、黄酒に含まれるアルコールは、血流を改善する効果があり、血流不良や疲れが気になる方にもおすすめです。

黄酒はいつから作られていたの?

黄酒は、醸造技術が発展した紀元前3世紀には既に作られていたとされています。
紀元前1世紀に成立したとされる『戦国策』にも、「酒に醪、黄酒あり」という記述があることから、当時広く親しまれていたお酒だったと考えられます。
また、中国南部から出土した紀元前2100年頃の酒器の中にも、黄く濁った酒が入っていたことが報告されており、世界最古の酒として注目されています。


投稿日

カテゴリー:

投稿者:

タグ:

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です