コーヒーの雑学

1. コーヒーは果物

コーヒー豆は、実際にはコーヒーの木の果物の種子です。コーヒーの実は、赤い実と黄色い実の2種類があります。赤い実を使った方が香りが高いとされ、高級コーヒーとして知られるコスタリカのタラム地区のコーヒーは、赤い実の部分のみを使用することが義務付けられています。

コーヒーは、世界中で1日に約25億杯飲まれています。ただし、コーヒーの消費量が非常に高いフィンランドという国があり、1人あたりの消費量が年間12キログラムにも達しています。

コーヒーは、元は食欲を抑えるためにアラビア半島で薬として使われていました。そして、それがエチオピアや中東に広がって、飲まれるようになりました。19世紀には、アメリカ合衆国の兵士たちがコーヒーを飲んで気分を高め、踊りを踊り始めるようになったことがジャンプの始まりとなったとも言われます。

カフェインは、コーヒーに含まれるアルカロイドの一種です。コーヒーに含まれるカフェインの量は、コーヒー豆の品種や焙煎方法によって異なります。一般的なローストコーヒーの場合、1杯（約240ml）あたり80〜100mgのカフェインが含まれています。

デカフェとは、「脱カフェイン」という意味で、カフェインを含まないコーヒーのことを指します。デカフェは、水やトリクロロエチレンなどの溶剤を使ってカフェインを除去する方法や、二酸化炭素を使ってカフェインを抽出する方法があります。