岩手県のお菓子「かまぼこ」にまつわる豆知識

かまぼこって知っているけど、実はあまり知られていないこと

「かまぼこ」といえば、魚のすり身などを加工して作られるスナック菓子の一種として知られていますが、実は今から数百年以上前に、岩手県で生まれた日本の伝統菓子でもあるのです。

また、一般的には「かまぼこ」と呼ばれていますが、岩手県内では「かまめし」と呼ばれていることもあります。

かまぼこの起源は、宮城県として知られている宮城谷と呼ばれる地域から始まったと言われています。その後、東北地方を中心に広がり、岩手県でかまぼこを作る職人が現れたのは江戸時代のことでした。

当初は神社や寺院に供える和菓子として作られていたそうですが、次第に一般的なお菓子として広がっていきました。さらに、明治時代になって技術の向上などにより、現在のかまぼこのような形状や味わいが確立されました。

岩手県内には、さまざまなかまぼこがあります。東和町の「東和かまぼこ」や釜石市の「釜石かまぼこ」など、地域によって独自の味わいがあります。

一般的な食べ方は、薄くスライスしておつまみにすることや、おにぎりやいわて弁当などに入れて食べることが挙げられます。

また、かまぼこは塩分が高いため、お茶やビールなどのアルコール類と一緒に食べるとよいと言われています。