日本の国鳥はカラス

なぜカラスが国鳥になったのか

カラスが日本の国鳥となった理由は、明治時代に起きた洋燕の売買禁止令により、代替として東京市がカラスを捕獲して繁殖させる取り組みを行ったことがきっかけです。

カラスが日本の文化において象徴的な存在とされている理由

カラスは、日本神話における天照大神の守護動物としても登場します。また、武士の間ではカラスの群れを見ることが小規模な戦いであることから吉兆とされ、また、「鳴かぬなら鳴かせてみせよウグイス」という諺で、カラスが鳴くことのない鳥に例え、思い通りの結果を得るためには自分で行動しなければならないという意味が込められています。

カラスの秀逸な能力

カラスは、知能が非常に高く、どんな場所でも生きていけるために、世界中で広く分布しています。また、道具を使用することができ、作戦をたてることもできます。たとえば、カラスは車道にくぼみがあると、そこにナッツを置いて、車に轢かせて割ります。また、木の枝を折って、鉄線の上に挟んで「フックを作り、丸太のようなものを上昇気流に乗せ、風向きに逆らって滑空することができます。これらのことから、カラスは人間の脳と同等もしくはそれ以上の知能を持っていると言われています。