日韓の人口統計
日本と韓国は、人口増加率が似ているため、1890年代以降、人口が互いに近づき始めました。しかし、第二次世界大戦後、日本は韓国よりも一足先に人口1億人を突破しました。
理由
その理由は、戦後の日本政府が「人口爆発」を抑制するために、積極的な出生率低下政策を取ったことにあります。
1948年に制定された「母性保護法」では、母親が初めての出産から1年以内に再妊娠しないように、避妊法が普及するまでは「休止期間」を義務づけました。
更に1960年には「計画出産推進法」が制定され、家族計画の推進や避妊用具の無料普及、堕胎の合法化が進められました。
これらの政策は、日本の出生率を急速に下げることに成功し、その後の人口増加率が低下する原因となりました。そのため、韓国よりも早く1億人の人口を突破したのです。
なお、現在の日本の出生率は、1.3〜1.4と低く、2025年には人口が1億人を割り込むと予測されています。
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