丸亀製麺の「ぶっかけうどん」は元は冷たい料理だった！

豆知識１：ぶっかけうどんが誕生した経緯

丸亀製麺の「ぶっかけうどん」と言えば、長さのある麺と、甘辛いタレのかかった温かい料理が思い浮かびます。

しかし、ぶっかけうどんの原型となる冷たい料理が誕生したのは、丸亀製麺がまだ一店舗だった昭和36年のことでした。

当時、「うどん汁を飲み干してももったいない」という顧客の要望から、冷たいうどんを出すことにした丸亀製麺。「冷製ぶっかけうどん」と名付けたこの料理が、後に温かい「ぶっかけうどん」としてブームを巻き起こすことになりました。

丸亀製麺の麺は、職人が手打ちで作っていると思われがちですが、実は機械による製造が採用されています。

この理由には、品質の均一化と製造工程の省力化が挙げられます。手打ちであれば、職人の技術や体調によって出来上がりが変わってしまう可能性があります。一方、機械による製造なら、同じ品質の麺を大量生産することができます。

うどんとそば、見た目が似ていることから混同されることがあります。しかし、うどんとそばは材料の違いから、実は簡単に判別することができます。

うどんは小麦粉と塩水で作られ、白い色をしています。一方、そばは「蕎麦粉」と呼ばれる蕎麦の実を挽いた粉末と水で作られ、最初から茶色い色をしています。

ただし、最近では「玄そば」と呼ばれる玄米粉を使った茶色いうどんも販売されているため、注意が必要です。