白黒色覚
世界的に有名な画家のパブロ・ピカソは、実は一部の人にしか居ない「白黒色覚」だったとされています。
白黒色覚とは、名前の通り、白と黒しか見分けられない人がいる、というものです。通常、人は赤、青、緑の3つの錐体細胞によって色を見分けますが、白黒色覚の人は、2つしかない錐体細胞しか持たず、白黒以外の色が分からないのです。
ピカソの伝説
ピカソが白黒色覚であるとする伝説は本当なのでしょうか?筆者はピカソの自伝「ピカソ譜」を参考にしています。
ピカソは「私が生まれた時から町にあった大きな塔が私の最初の贈り物でした。塔はシーディング(当時の最新技術の家塗り方法)で塗り替えられ、私の目には赤と緑と茶色と青の模様が出来ているように見えました。」と書いています。これはピカソが多少は色を見分けられていたと示唆しています。
しかし、彼が目にする光景は、他の人が見ているような色違いだった可能性があります。例えば、赤が黄色に見え、緑が赤に見えるといった具合です。
まとめ
ピカソが実際に白黒しか見ていなかったというのは、真実かどうかは定かではありません。ただ、彼が語った自伝からは、彼が何らかの色を見分けていたということが示唆されています。しかし、その色が一般的なものと同じ色であったかどうかは不明です。
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