鰻の食べ方についてのちょっとした豆知識

1. 鰻の蒲焼と上塩焼の違い

鰻の蒲焼と上塩焼は、どちらも鰻を蒸してから焼いた料理ですが、作り方が異なります。蒲焼は醤油・みりん・砂糖・酒等で味を整え、焼く前にタレをからめてから焼きます。一方、上塩焼は塩に漬けこむことで旨味を引き出してから焼きます。だから、蒲焼はタレの味が強く、上塩焼は鰻本来の味を楽しめるという違いがあります。

2. 鰻の日の由来

鰻の日は毎年7月27日で、江戸時代は夏場に栄養補給できる魚として重要視されていました。また、7月の「土用」と呼ばれる時期には体力が落ちやすく、鰻を食べることで健康に過ごせるという信仰から、鰻屋が盛んになりました。そこから「蒲焼の日」というイベントが開催されるようになり、現在では「鰻の日」として全国的に広がりました。

3. 鰻の脂質は肉よりも優れている

鰻には、不飽和脂肪酸やDHA・EPAのようなヘルシーな脂質が含まれています。肉に比べて脂肪の質が優れているため、コレステロールにとって良い影響があるとされています。また、脂身が多くコクのある鰻は、健康な栄養が多く含まれているとされ、美容や健康にも良いとされています。