豆知識
古代エジプト人が使っていた部分入れ歯や、イギリスの17世紀に作られた歯科治療器具は有名ですが、実は歯科治療器具の中で最も古いものは、紀元前1500年頃に作られた万年筆だと言われています。
詳細
万年筆は、鳥の羽や毛を使った筆と違い、硬い軸に刃をつけた筆です。この刃を利用して、エジプト人は歯を削ったり、治療に利用したと考えられています。万年筆は、パピルスに文字を書くためにも利用されていましたが、歯科医療にも応用されたことが、エジプトの墳墓の壁画からも確認されています。
万年筆は、古代エジプトやローマ時代には、広く使用されていた筆の一つでした。その後、文化交流によって、中国やヨーロッパにも伝わります。歯科治療器具としては、万年筆以外にも、18世紀にはミニチュアのツーリング機が発明され、歯科治療に使われるようになりました。
まとめ
歴史を遡ってみると、色々なものが、意外な場所、意外な目的で使われていたことが分かります。万年筆のように、今では普通に使われているものも、元々は別の目的で作られたものだったり、逆に、特定の用途に限ってしか使われていなかったものが、後に普及するようになることもあります。
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